雑木林に暮らす







ようこそ!
ここは木洩れ日あふれる雑木林
エゾリスたちも顔をのぞかせます

カテゴリ: ・薪ストーブ暮らし

たこストーブ はかわいいだけじゃない

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丸くて小さい「ダルマストーブ」 は「たこストーブ」とも言われていた。
確かにストーブ本体の頭が蛸(たこ)に似ている。
この「ダルマストーブ」は他にも様々な呼び名があったらしい。
「ほおずきストーブ」、「国鉄ストーブ」などである。

どちらかと云うとこの「たこストーブ 」は一目見た時、がっちりとした金属製の「潜水ヘルメット」を連想してしまった。
潜水士のヘルメットにとても似ているのだが、丸い頭を見て「タコ」というのも分かる。

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あちこちの「たこストーブ」を見て回るとみんな同じように見える。
まぁインパクトの強いストーブだからかもしれない。
けれどもそれはいろいろと仕様の違っていることに気づく。
頭のてっぺんだけが平らになっているもの、本当に満月のように丸くなっているもの、頭に角(つの)が3本あるもの、角がないものなどがあった。

鋳物の生産が盛んな頃は・・と云うより蒸気機関車全盛時代には「たこストーブ」は北海道や東北の各地で盛んに生産されていたのだろう。
今では函館のU(木型)、Y(煙突)、M(鋳造)の会社が連携して受注生産を続けている。

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ちょっとタコの中を開けて見た。
タコストーブ の各部分の名称は・・灰箱、くるくる、風戸、ロストル、蓋・・とか云うそうだ。
北国の熟年の人なら全部知ってるかもしれない。 

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そういえば函館市の「高田屋嘉兵衛資料館」には日本最古のストーブが再生されて展示されている。
そして展示どころか毎年11月になると「火入れ式」を行って、燃やしているそうだ。
全部燃えてしまわないうちに見に行こう。

伐採した木の始末記(木)だ

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長い時間がかかりそうだ。
昨年の秋に伐採したミズナラ、カエデなどの木が7〜8本横たわって冬眠していた。
春とともに目覚めて枯れ枝の処理、玉切り、薪割りをしようと立ち上がった。
もちろん、木が目覚め、ワタシも目覚めた。
まずは不得手な「薪小屋」の整理整頓をしなければならない。
玉切りする薪の保管である。

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貯金のように溜めておいた木の皮は薄いのやら厚いのやら、よりどりみどり、まずはこれらの整理が先である。
縄文時代から数年前のものもある。
超熟の「プレミヤ薪モドキ」である、煙突掃除前に燃やしてしまうのが一番いい。
庶民の薪ストーブは「焼却炉」も兼ねている、気にすることはない。
皮(樹皮)とて侮るなかれ、暖かいのだ。

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ヤマザクラの皮もパリパリになっていた。
これもよく燃える。
白樺のガンピよりも硬い。
スルメとどっこいどっこいだ。
どうして北海道にスルメ・・じゃなくてイカが消えてしまったのだろうか、ふと思う。

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右側奥にある「玉切り」は斧でも歯が立たなかったエンジュである。
とにかく硬い、オノだからオ〜ノゥ。。っとダジャレを言ってる場合ではない。
今年こそはオリンピックも近いのでなんとか割ってみよう←意味不明。

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そうこうダジャレを言ってる間に薪小屋の片隅はなんとか片付いてきた。
あとは「薪」を待つだけである。
全部が全部入るだろうか心配だがいつもの「知力」を簡単に捨てて「体力」だけで頑張ろう。

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今冬から燃やすことができるだろうか・・

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カマボコを切るようにチェンソーで滅多斬り、、、ではない。
幹の形状を見ながら90センチ、45センチを考えて切っていく。
きっちりと測るのは面倒だ、およそ、だいたい、て〜げ〜で切る。


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多少のズレは愛嬌である。
木の幹は千差万別でコブ、枝分かれ、湾曲があったりと・・難くせには事欠かない。


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焚き付けに使えそうな枝葉などは別途、雑木林の隅に置いて自然乾燥を待つこととした。
待つこと楽し1年間である。
それ以外の細木は大事に切り取って集めた。
結構この作業に時間がかかってしまった。
丁度、シャケ(鮭)を捌くように三枚におろして・・アラとて捨てるところはない、、、の心だ。


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ミズナラの苗を育てて、薪になる太さまでに生長させるには「50年〜100年」はゆうにかかることだろう。
それを考えると。。。考えないことにした。


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やはり一輪車が大活躍する。
あぁ、、雑木林の中を自由奔放に走り回る4躯の軽自動車が欲しい。
・・それは無理というものか。
冬になったらソリででも運べばいいさ・・と思っていたが、実際は木が雪で埋まり、そこまでの道もズボ、ズボッと三歩歩いただけであきらめた。
冬の作業はやっぱり無理でした。

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まぁなんである。
後ろ向きの人生を歩みながら「継続は力なり」でやっていくしかない。
なんとも気弱くて言い訳がましいが。
まだ1本目の30パーセントぐらいしかさばいていないんだけどね。
さて、今日は一日中雨だった。
明日は作業の疲れを癒すために秘湯の「温泉」行きだ。
したがってこの作業は「一時休憩」にします。

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危うしフクジュソウ・・・

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さあ、元気に仕事を続けよう。
温泉に浸かり、美味しいものを食べて英気を養ったのだから。
頑張りましょう、儲けましょう、仕事は休まず続けましょう。
・・なんて歌があったなぁ。

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ミズナラの玉切りも着々と進んだ。
そして少し散らばった玉切り薪を何ヶ所かに集めることにした。
ここは「レンジA」である。
それぞれの範囲(range)で「薪割り」をして、一輪車で最終目的地に運ぶことにしよう。
もちろん最終目的地は、あの・・お片付けをした「薪小屋」である。

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「レンジC」ではフクジュソウを見つけた。
玉切り薪のかたわらである。
危ない、あぶない、危うく玉切り薪の下敷きになるとこだった。
黄色く咲いていなかったらホント、気がつかなかったかもしれん。

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剪定した小枝たちは邪魔にならないとこに集めておこう。
乾燥すればこの小枝たちからも質の良い「焚付け」が採取できるはずだ。

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伐採木のミズナラの2本がようやく終わった。
でもまだあと4〜5本は残っている・・フゥ。
さて頑張りましょう、儲けましょう・・このセリフは?確か「タイムボカ〜ンシリーズ」だったような気がする。
どっちでもいいか。

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無理をしない休憩も大切だね・・

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昨日、また2本の木を円月殺法で伐採した。
ただ眠狂四郎のようにうまくいかなかったが・・直径40センチほどの「シラカバ」と「朴の木」である。かなりの大きさではあった。
この伐採の一番の目的は雑木林の間引きだった。
おかげで日の出、朝の陽射しがとてもまろやかになった。←意味やや不明

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近くて遠い所ではカヌー仲間達がミズナラの伐採をしていた。
雑木林は広い、かなりの量の「玉切り薪」を確保することができたことだろう。
さて、こちらは「レンジA」と「レンジB」である。
各々で薪割りだ。
フクジュソウの「レンジC」まではまだまだ手が回らない。
なんとかオリンピックの「開会式」が終わる前までにはめどをつけよう。
ちょっと表現が変?

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いい感じのミズナラである。
でもなかなか硬い玉切りもあって、鉞(まさかり)が跳ね返されてしまう。
手首の衝撃もあって細心の注意は必要だ。
若くもないが年寄りでもないから気をつけよう。

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素直な「玉切り薪」は気持ちよくパッカァ〜ンと割れる。
しかし時々は硬くて手強いのに出くわすがしょうがない・・諦める。
30分やって45分休む・・黒糖を舐めて水分補給、トイレも近くなる。

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天気の良い日が続いているので薪の乾きもいい。
そのまま寝かせておこう。
「薪小屋」に運び込むのはもう少し後にしよう。

その前に一輪駆動の車の動きが重くて鈍い。
それの整備もしなければならない。
「レンジ」から「薪小屋」に運び込むのも一仕事である。
何回往復するのだろうか。
ここは「30分やって60分」休むことにしよう。
おっ、全員賛成だ。

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かかり木はさてどうする?

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伐採ついでに「シラカバ」と「ホオノキ」も付録的に切った。
ところが伐採の方向は間違わなかったがちょっとだけ倒れる位置が左にずれてしまった。
よくあることとはいえ失敗である。
ここでは木が多いので容易に「かかり木」になってしまう。

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だからといって倒れる途中で「待て・・待て」と木にお願いしてもダメである。
まぁ、しょうがない。
ワサビもトウガラシもショウガないか←意味不明

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・・と不穏なダジャレをのたまわってもしょうがない。
さてどうやってこれを地面に倒すかである。
左が「ホオノキ」、右が「シラカバ」である。

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あの夕陽のガンマン、荒野の用心棒のクリント・イーストウッドなら、確実に相手を地面に倒すのだがここは「荒野」ではなくて、悲しいかな「雑木林」である。
「雑木林の用心棒」ではさまにならない。

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とにかくゆっくりと考えよう。
休憩時間はたくさんあるのだから。
そういえば「ウインチ」があったはず・・だ。
「物置」のどこに仕舞ったのかな、探さねば。
初めからそれを使えば、もっとスマートにクリント・イーストウッドになれたかもしれない。
反省、反省の日々である。

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やがて5立米のミズナラ、ブナなどの硬い薪がやってくる・・

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薪小屋の整理整頓を始めたのは今月の初めだった。
ずいぶんと日にちが経ったものである。
「知力」を捨て「体力」だけで頑張ってきたのが悪かったか。
やはり「整理整頓」では多少「知力」を必要とすることが分かった。
「片付け」がうまくいかなかったのである。

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この「薪小屋」は計算上では11〜12立方メートル詰め込むことができるようになっている。
だが「体力」だけでは忘れやすく、覚えにくいので全体で「10m3」の薪が入るということにしている。
多少実際と違っていても愛嬌、誰も責任を取る必要もない。

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少しだけここで割った薪を入れてみた。
左端のコーナーは雑木林の薪を積む予定である。
右端のコーナーは注文した薪を、真ん中は両方の薪をミックスにするつもりでいる。
まぁとにかく「薪小屋」が満杯になるように・・心がけよう。

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「風のガーデン」の薪ストーブをもう一度・・

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放映されていた「風のガーデン」のロケ地は富良野にある。
「緒方拳」の遺作となった舞台でもある。
約2,000㎡(600坪あまり)の庭に365品種の花々が咲き乱れていた。
一つ一つ数えたわけではないがそれ以上咲いていそうだった。
見たわけではないが昆虫たちもウキウキワクワクと風に吹かれて楽しんでいた。

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カンパニュラ、モナルダ、ユーフォルビア・・覚えきれないほどの花の名前がある。
これらの花の名前はチンプンカンプン、下を見て歩いていたら舌を噛みそうであ。
そう、「チンプンカンプン」という花もあった。
しかしながら「チンプンカンプン」の花々は美しく心が和んだ。
何たって個人旅行である、時間をかけてゆっくりと楽しむことができた。
やはり個人旅行はいい、富良野では思わず「2泊」もしてしまった。

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「風のガーデン」の舞台となった建物は静かに佇む・・という表現にピッタシカンカン。
・・なにかと今日は擬音が多いね。
風の音が穏やかに聞こえる「風のガーデン」の建物は優雅にしてここの雰囲気によく似合っていた。
冬の庭園、「冬のガーデン」は雪一色になるけれどそれもきっと似合うことだろう。

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コンコンとノックをして中を見学をすることができる。
すぐに薪ストーブが目につく。
ドラマの中に登場した「ピアノ」もあるとのこと・・どこだ?
それよりも何という薪ストーブだろうか・・それのほうが気になる。

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ストーブを調べてみた。
アメリカの「Quadrafire」のストーブのようだ。
カタカナで書くと「クアドラファイヤ」になる。
「触媒」はついていない、4次燃焼のストーブとのこと。
4次燃焼とはなんだろう、それはそれとして、クアドラファイヤの「ヨセミテ」という名前がついている。
前扉の装飾に特徴があり、天板からも薪を投入することができるそうだ。
なるほど。

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でもこの「ヨセミテ」ストーブの販売は終了した・・らしい。
結構大きなストーブだ。横幅でも70センチはある。
でもこのクアドラファイヤ社での薪ストーブの中では最小の機種というから驚く。
横幅が70cmもあるのでダッチウェスト社ならば最大の薪ストーブになってしまう。
それ以上だと各メーカーでは「メタポストーブ」と呼ん出るそうだ。
嘘かホントかは不明だがね。

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風格のある「ヨセミテ」の薪ストーブ。
「クアドラバーニング」という燃焼をするそうだ。「オーロラの炎」が見れる。
燃え方のバーニングはダッチの「エンライト・ラージ」とよく似ているかもしれない。
ぜひ燃やしているところを見たかった。

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煙突はまっすぐ素直に伸びていた。
ドラマの中では薪ストーブが燃えているシーンはあったのだろうか。
実はこのテレビドラマ、一度も見たことがないのである。
脚本は倉本聰、出演者は中井貴一、黒木メイサ、国仲涼子、緒形拳、伊藤蘭・・たちだったらしい。

(アーカイブスを転載、加筆しました)

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