雑木林に暮らす







ようこそ!
ここは木洩れ日あふれる雑木林
エゾリスたちも顔をのぞかせます

カテゴリ: ・温泉めぐり

いい湯だなぁ〜

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なんともやさしい名前の温泉である。
漢字で「桜野温泉」と書く。
八雲町の奥深い一軒宿の温泉がそうである。
遠くに見えるその白い建物(実際は薄いピンク色)が「熊嶺荘」だ。
その下には野田追川がゆったりと流れている。
この川では渓流釣りができる。

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宿はとてもこぎれいで清潔感にあふれている。
ゆっくりと泊まりたくなるような「温泉宿」でもある。
この温泉は日帰り入浴ができる。
入浴料は500円のワンコインでOKである。

宿の主が不在ということも結構ある。
その時は玄関脇に料金箱(?)が置かれているのでそこに納めると良い。
「あ~ぁ、いい湯だった」と言って、帰りに「料金箱」を持って帰らないようにしたい。
ズシリと重いので他人ごとながら心配だ。

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男子の脱衣所である。
時々ヒグマの親子も入浴するらしい。
「最近は棲みづらくなった・・」と世間話をするのもいい。
八雲町はヒグマやエゾシカが特に多い地域でもある。

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男性用の内湯である。
それほど広くはないが狭くもない。
女性用の内風呂はちょっとこれより狭いようだ。
男性用は7〜8人で入っても大丈夫だ。
右側手前に洗い場がある。


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宿のご主人が丹精込めて作り上げた手づくりの露天風呂である。
女将さんもずいぶんと手伝ったそうだ。
こじんまりとしているが、この露天風呂の雰囲気はとてもいい。
ただし露天風呂はこのひとつだけである。
譲りあって入浴することになる。

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落ち葉が底に沈みながら溜まっていた。
葉を見るとシラカバやヤマザクラの葉だ。今は秋なので随分と落ち葉も多かった。
手乗りの落ち葉である。
なんとなく風情(ふぜい)がある。

世間では「濡れ落ち葉」といわれてン十年、今、この温泉にてゆったりと落ち葉を見つめる。
「あぁ~これがお金だったら・・」
キタキツネが笑っているかも。

(2009年のアーカイブ記事を転載しました)

のんびりゆったりと・・世界遺産だ

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「世界遺産」として知られる合掌造りの「白川郷」集落である。
一望できる丘がある。

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この集落内には「白川郷の湯」という名前の旅館がある。
そこに泊まることができた。

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その温泉「白川郷の湯」は集落の「銭湯」にもなっていて日帰り入浴もできる。
温泉の質は「ナトリウム塩化鉱泉」になるそうで、口に含むと塩っけがある。
残念ながら「かけ流し」ではなく、「鉱泉」は加温されていた。
ちょうど入浴客もいなかったので全くの貸切状態であった。

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「秘湯」でも「野湯」でもないが「世界遺産」での温泉(温泉が世界遺産というわけではない)というのが「売り」になっている・・とのことでした。

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浴室はきれいに整理整頓され備品等も整っていた。
なんとかガイドでは「三ツ星」だそうである。

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やわらかいお湯が流れていて気持ちがいい。
かなり広めの浴室であり、男女ともそれぞれに露天風呂がそなわっていた。
「ナトリウム」のせいなのか鉱泉の湯は白濁色に近かった。

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露天風呂から見える「荘川」である。
遠くには白山連峰なども見える。
この川でヤマメも釣れるかもしれない、世界遺産のヤマメってどんな味がするのだろうか。
とにかくこのあたり一帯の動植物はなんでも「世界遺産」になるようだ。

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さて「露天風呂」になるが角ばっていて丸みがない。
岩を配して全体が曲線になると雰囲気もでると思うのだが・・。
とにかくこの集落に泊ってみたい希望はかなえられた。
それで良しとしよう。

(2009年の『日本縦断』のアーカイブスの一つを転載しました)

温泉の裏口をそっとのぞいたぞ

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ここの温泉の湯はどこから流れてくるのだろうか。
ずいぶんと長い距離をかけてやってくるようだ。
手で「源泉」の湯を触るととても熱い、ホントに熱い。
それでも地元の人たちはこの熱い湯が好きである。
自称ぬる湯好きにとってはちょっと困るのだが、まあとにかく入浴前の散歩がてらだ、この源泉をたどってみることによう。

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こういう散歩探検は嫌いではない。
はっきり云えば好きである。
まわりくどい云いかたも、、嫌いではない←くどい。
洗面用具片手に探検だ。

探検は隊長と副隊長の二人だけである。
怖いヒグマとの出逢いがあるかもしれない。
残念ながら犠牲になってくれる部下はいない。
隊長は一番後ろを歩くことにした。
臆病で用心深くて計算高い。

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そして恐る恐る源泉の流れをたどりながら歩いていくと、急に若者と出くわした。
ヒグマとの出逢いじゃなくてホッとする。
若者も片手に同じスタイルの洗面用具を持っていた。

その若者は「・・とても感動的でしたよ」と声をかけてくれた。
最近は「秘湯」や「野湯」をめぐる若者たちも結構多い。
何人かは行方不明に・・なんてことにならないように願う。

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さて若者と別れてから、ずいぶんと長い距離を歩いた。
やがて「源泉」のたくましさの一片が見えてきた。
「なんとなんと、綺麗なことか」
しばしこの源泉の姿、形、色の神秘的美しさにうっとりとして立ち止まった。

そして束の間の感動後、ここに穴を掘って露天・・と考えてしまった。
でも洗面用具の中にはスコップがない。
あるのはタオルと石鹸だけだ(少ないか・・シャンプーも)
そこらの木の棒では朝までかかるかもしれない。
即座に隊長はあきらめた。

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左手下は崖になっていて川が流れている。
「源泉」を二股にして崖下の方に流すと自然豊かな「野天風呂」ができあがるかもしれない。
うん、いい考えだ、さすが隊長だ。
川の水で湯加減も調整できる。

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ところどころには落ち葉などの障害物を拾う大きな手網(てあみ)が置かれていた。
「源泉」が途中でせき止められて、あらぬ方向に向きを変えられても困るわけだ。

日頃からのメンテナンスはやはり必要である。
やっぱりアレコレと勝手にドウコウはできない。
下の湯温泉の主(ぬし)さんに怒られる。

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「源泉」の源(みなもと)に近づいてきた。
とても熱いが手を入れられないこともない、そこで試してみた。
本当は足を入れてみたかったのだが。
やはり熱い。
「源泉」に近くなるほど熱いのは温泉の法則でもある。

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規模は小さいが源泉がポコポコと湧いている。
色はここだけ違っていて少々不気味である。
底なし沼になってるかもしれないし、河童(カッパ)も棲んでいるかもしれない。

ということで「野湯」としての雰囲気も十分である。
時間があればここにも立ち寄ってみるのも一興(いっきょう)だ。
なんたって探検心をくすぐる。
また来てみよう。

(2009年のアーカイブを転載しました)

再び下の湯へ・・

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再び「下の湯温泉」に立ち寄った。
「道案内」もなければ「看板」もない、「立ち寄り湯」の秘湯ともいえるところである。
噂では仙人が住んでいるとかいないとか・・いないね。

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久しぶりに見る光景は相変わらず、沖縄のおぼろげな海の色と勝負ができそうである。
ただここに「ドボ~ン」と入るなかれ、カニのように茹であがってしまう。
ここは「下の湯温泉」の源泉なのだ。

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左手下には「上の湯」からの川が流れている。
下りて散策をすると面白い。
今回はよっこらしょっと崖下の川に降りてみた。
硫黄の匂いがきつい、多分魚はいないだろう。

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以前は崖下まで下りて川を散策しなかった。
やはり降りてみるもんだ、新しい発見、出会いがあった。
それにしてもヤマベやイワナは見かけなかったが「渓流釣り」ができそうな雰囲気を感じた。

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鍾乳石のような小さな硫黄山が目についた。
小さいといってもかなり大きい。それなりの迫力がある。
その側ではしっかりと岩盤浴もできそうな平たい岩が立っていた。
背中をもたれかかると立ったままの岩盤浴ができた。

これは貴重、とても気持ちが良かった。
更に手ごろな腰掛け岩もあって、座ると暖かくて心地好かった。
足湯よりもはるかにいい。

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周辺は硫黄だらけである。
ポコポコと源泉の湧いているところもあちこちに見られた。
まさに温泉、温泉だ。
さあ、「探検」はこのくらいにして、本命の「下の湯温泉」の湯に浸かろう。

(2010年のアーカイブを転載しました)

熱い!イオウの匂いがきつく漂う濁り湯だ

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ひなびた温泉を見るのも、入るのも最高のぜいたくといえる。
特に「源泉」のあるところまであれこれと「探検」もしてきたのだから。
イオウの匂いは半端ではない。


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溢れる源泉の湯は下の川に注いでいる。
露天はないがそこに川を掘ってすぐにでも「露天」、「野天」がつくれそうだ。
流れる源泉、ああ・・もったいない。

民家は右手、左手が「下の湯」温泉の内湯だ。←右の画像を解説
民家にはここを管理しているご夫婦が住んでいらっしゃる。
そこで入浴料の「200円」を払う、今どきずいぶんと安い。


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ここからもお湯が溢れている。
いったん貯湯するので湯温が調節できるのかもしれない。
でも熱いことは熱い。

吠えていた「犬」さんにもカメラを向けると「ポーズ」をとってくれた。
手をあげて「ピース」はしなかったがカメラには慣れているのだろう。
「はい、ポーズ、ご苦労様です」
今度訪れた時には名前を聞いてみよう(犬に・・ではなくて、ご主人のおじさんに)。


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入り口の右側のほうを見た(画像は左)。
この先は川をはさんで駐車場の原っぱのある方向だ。
入り口は男女別になっている。
右側が男、左側が女湯である(画像は右)。
残念ながら混浴ではない、脱衣室もきちんと別れているので、、、ございます。


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「失礼します」と表玄関を開ける。
こちらが男子用の脱衣室である。
結構広い。
そして奥のガラス戸を開けると待望の温泉が鎮座しているのである。

素朴な秘湯温泉の湯はさっぱりと暖かい

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日本海側に位置する島牧町の1軒宿の温泉である。
易しい漢字ながら難しい読みの「千走川(ちはせかわ)」温泉である。
こじんまりとした素朴な温泉だ。
ここの道は「賀老の滝(かろうのたき)」、「狩場山(かりばやま)」へと続いている。
登山帰りの疲れを癒す日帰り温泉にもなっている。
毎日お湯を溜める関係もあって13時過ぎぐらいからの営業らしい。

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男女別に「内湯」と「露天」がある。
湯は持って帰りたいくらい豊富に湧いている。
洗い場も完備されている。

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湯けむりが漂う内風呂(男)である。
ウッ、と・・むせてしまった。
しかしながら、なかなかいい雰囲気である、こういうのは大好きだ。
何度でもゆっくりと入っていたい気持ちにさせる。

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こちらは露天である。
半分は板の囲いで仕切られているため小さな露天風呂となっている。
すぐ隣りは女性用の露天風呂だ。

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自然がおりなす石灰華の模様が美しい。
露天からはちょっとした緩やかな崖になっていて林も川も見える。
函館から島牧村へは日本海ルートと太平洋ルートの二つがある。
どちらも3〜4時間弱の快適なドライブコースとなっている。

ツツジの季節になると多くの人たちで賑わう

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「えさん」とよむ。
近くには登頂可能な火山(恵山)や手頃な「海向山(かいこうやま)」もあって、軽登山をする人たちも多い。

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サラサラサラとお湯が溢れでていた。
源泉は4キロほど離れた火山の地獄谷から引いているそうだ。
「地獄」は遠い、いいことだ。
更にここまでの距離が長いため、湯の温度は自然に冷えて40℃弱と低くめになっている。

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「ぬる熱め」が好きなのでずいぶんと浸かり易かった。
ただ湯船は小さい。
この湯船は5〜6人も入ると混雑するかもしれない。
ガランは2カ所のみだ。
露天風呂のほうは残念ながらなかった。

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お湯の酸性度はかなり強い。
無色透明の流れが空気に触れて赤色を呈する。
金属類の持ち込みは遠慮した方がいい。

ただ10円玉はピカピカ(銅ピカ)になって、100円玉になるそうな?
あの白濁色の「硫黄泉」とは、また違う趣(おもむ)きがあっていい感じだった。
日帰り入浴料は「300円」でした。

湯につかってボォ〜と川を眺めて・・

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「秘湯」とまではいかないがそれに近い温泉だ。
昔は町営の温泉だったようだが今は民間の会社に引き継がれている。
そこで働く従業員たちの物腰も柔らかかった。
毎日温泉に浸って柔らかくなったのかもしれない。

なぜか当日は満室になっていた、土曜日のせいもあるかもしれない。
ま、とにかく「温泉」、「食事」、そしてたしなむ程度の「食前酒」を十分に楽しんだのである。

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「内湯」は湯けむりがもうもうと漂って、残念ながら撮影のほうはうまくいかなかった。
そこで「露天」だけでもと思い、なんとか映すことができた。


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夕食はちょっとだけ「囲炉裏」で贅沢に・・。
「食前酒」のたしなんだビールはクラシックを5杯、喉の渇きを潤した。
馬かった、牛負けた←意味明快。

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まだまだ雪が残っている。
ここの川は太平洋から日本海に抜ける遊楽部川(ゆうらっぷ川)の支流、「鉛川(なまりかわ)」である。
渓流釣りの良いポイントとしても知られている。
がしかし、川底の多くが岩盤になっていることや国道沿いということもあって、あまり釣れない・・という話も聞く。
さあ、渓流釣りのシーズンもやがてである。
「渓流釣り」と「温泉」は相性がいい。

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